生成AIパスポート受験記
目次
はじめに
アジアクエスト DE部GE課の小林です。
勉強する習慣を継続するため、毎年2回は資格試験を受けることを目標にしています。
今年の1回目の試験として、「生成AIパスポート試験」を受けましたので、
その試験に関する受験体験記となります。
この体験記を通じて、読んでいただいた方に色々な試験に対する興味を持っていただけたらと思います。
この試験を選んだ方法と受けた理由
受験する試験の選び方ですが、本屋でPC関連資格試験の棚を探し、何か面白そうなものはないかと探しています。
今回は、「生成AIパスポート試験」という聞いたことが無い試験対策本が目に止まりました。
軽く立ち読みしてみたところ、受験のハードルもそこまで高いものではなく、
世の中ではAIに関する認識もどんどん高まっていることから、
興味がわいたのでその本を購入し、受験することに決めました。
試験の概要
生成AIパスポート試験とは、「一般社団法人生成AI活用普及協会」により提供されている試験となります。
試験の内容は、以下の知識の有無を問う試験となります。
- AIの概要と歴史
- AIの動向
- AIを活用するうえでのネットリテラシーと権利関係
- AIに関する基本理念やガイドライン
- テキスト生成AIに関するプロンプト
試験の期間は年に3回で、4か月の申込期間内に申込を行い、
1か月の受験期間内に、任意のタイミングで受験となります。
試験の形式はIBT方式で、自宅から時間を問わずに受験可能です。
合格となる正答率、得点は発表されていませんが、 少なくとも、7割以上の正答率であれば合格できるのではないかと思われます。
直近3回の合格率は、76.78%(4,318人)とのことです。
詳細は以下のサイトを参照してください。受験申込もこちらからできます。
Generative AI Passport生成AIパスポート公式サイト
試験対策
試験対策は、以下のテキストを繰り返し読み込み、
模擬試験で理解していない部分を確認していました。
このテキストは試験を提供している協会が公認しているので、内容に過不足は無いものと考えております。
生成AIパスポート テキスト&問題集 (単行本)
概念や歴史など、ほとんどが知識問題なので、
覚えることに特化した学習方法が良いのではないかと思います。
試験の結果と感想
結果は合格でした。
得点や正答率の詳細は公表されていないので、どの程度正解していたかは不明です。
感想としましては、比較的難易度は低いので、
普段からIT関連の業務に携わっている人であれば、
ネットリテラシーやプロンプトに関する問題は、それほど難しくないと思います。
一方で、概要や歴史、動向の部分は学ぶ機会はそうないと感じる部分なので、
対策の部分でも書きましたが、繰り返し学習で覚えてしまうことで、
問題なく合格できるのではないかと思います。
おわりに
今回の受験を通して思ったこととして、試験内容がAIを使う上での考え方に重点を置いていることから、
AIを使って何かを作ろうとする人は、受験をお勧めしたいと思いました。
業務でAIを活用している人も多いとは思いますが、
AIを使う上での法的な問題や、倫理などの考え方、
理念などを知ってから使うことで、トラブルを回避できるのではないかと思います。
セキュリティ事故と同様、誤った使い方をすることでお客様にご迷惑をおかけするだけでなく、
同僚や会社にも不利益を与えてしまう可能性もあります。
そうした状況を避けるためにも、本試験を受けるところまでは行かずとも、
AIに関する理念や原則、リテラシーを考える機会を持つことは良いと思います。
技術を活用してより良いシステムを作っていくためにも、
正しい使い方を理解しておくことは必要です。
そのため、このような試験にも興味を持ち、受験してみることをお勧めします。
アジアクエスト株式会社では一緒に働いていただける方を募集しています。
興味のある方は以下のURLを御覧ください。