Java Silver SE11 一発合格までの道のり

Java Silver SE11 一発合格までの道のり

目次

    はじめに

    記事の目的(または狙い)

    • 今後Java Silverの資格を取得したい方向けの一助
    • 資格取得の情報収集をする方向けの参考

    想定読者

    • Java Silverの資格取得を目指している方

    Java Silver とは

    正式名称は、Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 認定資格です。 Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 試験に合格することで認定資格が取得できるという形式になっています。

    また、分類としては、他にOracle Certified Java Programmer, Silver SE 7/8もありますが、受験した資格とはバージョンが異なるためここでは詳細な説明を割愛します。

    ただ、会社に所属していて、Java Sliverの資格取得を薦められている場合は、事前にどちらが良いか確認した方が良いでしょう。

    試験の詳細は以下、公式のリンクに詳しく記載されていますので、気になる方はご確認ください。

    公式リンク

    受験までの道のり

    きっかけ

    社内で新人向けのJava教育担当者に任命されたため、勉強し始めました。

    当初は参考書を数ページ開いただけで止まっていましたが、同僚が受験すると聞いて尻に火がついた形になります。また、当時Javaの案件にも参画していたので、業務の一助になればという思いもありました。

     

    勉強期間

    • 3ヶ月

     

    勉強時間

    • 土日: 4-6時間(平日は時間があれば)
    • 試験1週間前: 理解が怪しい箇所を重点的に2-3時間
    • 合計すると大体96時間ほど勉強時間に費やしました。
      • 1ヶ月目: 16時間
      • 2ヶ月目: 40時間
      • 3ヶ月目: 40時間

     

    勉強方法

    黒本と呼ばれる問題集を3-4周解きました。(この本さえ理解しておけば受かると言っても過言ではないほど、詳しい解説が載っています。)

    以下3点を学習時間に行いました。

    • 机上で解く。
    • プログラムを実際に書いて動きを確認する。
    • 別の受験者や初心者に問題を出してもらったり原理を説明する。

    ちなみに2周目以降は、既に各問の答えがわかっているので、なぜその答えになるのかを言語化できるまで繰り返し学習しました。


    オブジェクト指向でなぜつくるのかという本を参考書籍として読みました。オブジェクト指向について理解が怪しい方にはまずこちらを読むことをおすすめします。

     

    試験予約

    • 受験チケットの購入
      公式のピアソンVUEでも購入できますが、楽天の方が少し安く購入できます。筆者は楽天で購入しました。
    • アカウント作成
      初めて試験予約する場合、Oracle、Certview、ピアソンVUEの3つのアカウント作成が必要です。

      Oracle 資格の認定機関です。Certviewへのログインで必要になります。
      ピアソンVUE 試験を開催している所です。ピアソンVUEで試験会場と試験日を決め、試験を申し込みます。
      Certview  資格情報を管理する所です。受験後は、Certviewからスコアレポートを確認することができます。

       

    [参考]

     

    受験当日

    • 電車遅延することを想定して、30分前には会場に着くようにスケジューリングしました。
    • 筆記用具は会場で渡されるため、不要です。
    • 身分証明書は公式ページで事前に確認しておきましょう。試験プログラムにより、受験当日に必要な本人確認書類は異なるようですので注意事項をしっかり確認しておいてください。
    • 制限時間が3時間ありますが、何度か見直しをしても2時間で終了しましたので、個人的な所感ですが、時間に少し余裕があった印象です。

    受験結果

    合否結果

    合格ライン: 63%に対して、正答率: 90%で合格しました。

     

    受験した感想

    個人的には、黒本さえ理解しておけば問題ないと思いました。
    ただし、全くオブジェクト指向言語を触ったことがない場合は、紫本を教科書代わりにすることも選択肢のひとつかもしれません。

    ラムダ式は覚えておいた方がいいとは思いますが、今回の出題としては1-2問くらいだったので必須というほどではないと思います。
    点数を少しでも上げたいなら覚えておくのが良いです。

    オブジェクト指向に関する動きの説明ができるかどうかがかなり問われた印象です。

     

    取得までに苦労した点

    「重箱の隅を突くような問題が多いこと」、「ひっかけ問題が多いこと」です。なぜそういった動きになるのかを理解し、説明できるようにすること、試験では必ず見直しをすることを推奨します。

    黒本の文量が多く、読み進めるための時間を確保するところです。(模擬試験含めて500ページくらいあります。)

     

    Java Silverに合格したことで変わったこと

    • オブジェクト指向言語に共通するクラス、コンストラクタ、継承、インターフェース、抽象クラスなどの知識がついたため、コードの可読性が上がり、勉強効率が上昇しました。
    • 解析作業にかかる時間が減り、途中参加したプロジェクトのキャッチアップが早くなりました。
    • SESでの面談で好意的に受け取られるようになりました。(Java Silver認定資格のネームバリューを実感しました。)

     

    さいごに

    • 合格したことで自信がつき、レビュー時にコードについて聞かれても「〜のはずです」「〜だと思います」から、断定的な言い回しでやり取りできるようになりました。
    • 試験料は少しお高いですが、勉強してよかったと思う資格でした。(黒本は参考書としても後々使っています。)
    • 新人教育で役立った点としては、教科書的な説明から何故こうなるのかという図式を用いて自分なりに説明できるようになったことが、Javaのロジック解説の質向上に役立ったと感じています。 「これまであまりJavaがわからなかったが、今は少し楽しい」というフィードバックをもらうことができました。

    以上になります。 最後までお読みいただきありがとうございました。

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