参加レポート:若手エンジニア応援LT会(Japan AWS Jr. Champions&JAWS-UG東京コラボ)
本記事はアジアクエスト Advent Calendar 2024の記事です。
目次
はじめに
こんにちは!デジタルイノベーション部の足立です。
先日、「若手エンジニア応援LT会(Japan AWS Jr. Champions&JAWS-UG東京コラボ)」に参加してきました。
2024年10月30日にAWS目黒オフィスで開催された、AWS Jr. Championsや若手エンジニアによるLT(ライトニングトーク)のイベントです。
この記事ではLT会の学びや感想を書いていきます。
AWS Jr. Championsとは?
AWSのパートナー企業に所属し、AWSに関する突出した活動実績がある、社会人3年目までの若手エンジニアを表彰する制度です。 参考:2024 AWS Jr. Champions クライテリア
JAWS-UGとは?
Japan AWS User Groupの略で、日本最大のAWSコミュニティです。日本全国に「支部」があり、勉強会や交流イベントが活発に開催されています。 参考:JAWS-UG
参加のきっかけは?
このイベントは、社内の2023年AWS Jr. Champions受賞者から紹介していただきました。
私自身、来年度の受賞を目指しており、AWS Jr. Championsの選出には、発信活動や周囲への影響力が重視されます。
そのため、すでに活躍されている方々の姿を見て刺激を受けたいと考え、参加を決めました。
各セッションの内容紹介
この章ではLTの概要や学んだことをタイムテーブルに沿って述べていきます。
LTのテーマは「AWSに関することであれば何でもOK」で、具体的には最近取り組んでいるAWSサービスの紹介や、業務での体験談、AWS Jr. Championsに向けた努力などが発表されていました。
タイムテーブル
19:00~ オープニング
19:10~
Jr. Championsになって強く連携しながらAWSをもっと使いたい! AWSに対する期待と行動
発表者: 株式会社Relic 保 龍児 様
AWS Jr. Championsになることで、知識だけでなく他のエンジニアと交流する機会が得られる点を強調されていました。
また、「AWSなら最先端の分野には必ず取り組んでいる」とAWSに対する信頼を述べ、 最先端の分野を目指す意気込みを語っていました。
19:20~
ソフトウェアを学んできた私がインフラエンジニアを目指した理由
発表者: 株式会社サーバーワークス 圡井 一磨 様
AWSの「構築・デリバリーの迅速さ」と「サービスを自由に組み合わせる柔軟性」を魅力として挙げていました。
これらを活用した課題解決の「楽しさ」が、発表者にとってAWSサービスの特徴を深く学ぶモチベーションにつながっているのだと伝わってきました。
19:30~
生成AIとAWS CDKで実現!自社ブログレビューの効率化
発表者: アイレット株式会社 前野 佑宜 様
「What’s New Summary Notifier」というAWSの最新情報を要約・翻訳してSlackに配信するサービスを活用し、自社のブログレビューに応用する様子が紹介されました。
AWSサービスをただ触るだけでなく、課題解決に積極的に応用する姿勢に刺激を受けました。
参考:
19:40~
CodePipelineのV1とV2の違いを調べてみた件
発表者: 島村 一歩 様
CodePipelineの最新情報を知る重要性についての発表でした。日頃から情報収集をすること、実際に使ってみることがアップデートに追いつく鍵だと実感しました。
19:50~
AWS Security Hubの活用に苦労した話
発表者: 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 岡田 理 様
AWS Security Hubの導入において、泥臭く原因調査をした経験と学びを共有されていました。
単なる効率化だけでなく、非効率な状況の背景を深く掘り下げて解明する姿勢が大きな教訓となりました。
20:00~ 休憩&雑談タイム
20:10~ 使えそうで使われないCloudHSM
発表者: ARアドバンストテクノロジ株式会社 上林 麻衣 様
実務でCloudHSMを使った経験が共有されました。低コストのKMSが一般に選ばれる中で、CloudHSMを使う機会は限られています。
だからこそ実務経験から得た知見には希少価値があると感じました。
参考:
20:20~
新卒・IT未経験者が某省庁でCCoE活動を通じて感じたこと ~ハイブリッド環境での名前解決まとめてみた~
発表者: 株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング 瀬沼 英恵 様
AWS構成図やユースケースをもとに、実際の案件での提案例を解説されていました。現場の課題を解決するというアウトプットを軸に、インプットの質と量も向上していることが伝わってきました。
20:30~
AWSで繋がり、共に成長!~コミュニティ活動と新人教育への挑戦~
発表者: 富士通株式会社 武冨 有花 様
発表者はAWS Builders CardsやCloud Questを使ってイベントを開催し、学習の場を提供していました。学びは楽しさが伴うべきであり、人を巻き込み還元することが大切だという姿勢に刺激を受けました。
参考:
20:40~
AWS ACMで証明書の自動更新を設定してみた
発表者: JTP株式会社 贄川 佳大 様
AWS ACMの概要と業務での失敗から得た知見が発表されました。証明書が発行できないなど、同様の課題に直面する可能性がある他のエンジニアにとって有益なヒントだと感じました。
20:50~
なんで、私がAWS Heroに!? 〜社外の広い世界に一歩踏み出そう〜
発表者: みのるん(KDDIアジャイル開発センター株式会社)様
AWS Heroに選出された方の圧倒的なアウトプット量と質に感銘を受けました。コミュニティに留まらず、社外にも発信していく重要性に改めて気づき、この日一番の刺激を受けました。
AWS Heroとは?
AWS社員からの推薦によって、コミュニティに多大な影響を与えている世界中のAWS エキスパートを表彰する制度です。 参考:AWS Hero
21:00~ クロージング
学んだこと・気づき
今回のLT会を通じて、AWS Jr. Championsやそれを目指して活動している方々から多くの刺激を受けました。
最新の技術情報や実務での失敗談、普段あまり利用しないサービスに関する知見など、個人での情報収集だけでは得られない内容が満載でした。
また、登壇者のアウトプットの量や質、業務経験に触れ、自分がまだまだ成長途中であることを痛感しました。
一方で、登壇者の方々がAWSの活用や、顧客の課題解決を楽しんでいる様子には親近感を覚えました。
こうした「楽しさ」が技術への探求心や発信のモチベーションにつながっているのだと感じました。
AWSや技術に対する熱意、試行錯誤を重ねる姿勢に感化され、私もいずれ発信者としてコミュニティに貢献していきたいと強く思いました。
まとめ・今後の展望
本イベントに参加し、AWSの技術や実務での活用方法、そして発信の重要性を深く学ぶことができ、改めてAWS Jr. Championsを目指していきたいという決意が強まりました。
このようなコミュニティの場での学びや交流が、自分の技術力や発信力の向上に繋がると感じています。
後日、次のステップとしてJAWS-UG初心者支部のLT会にも参加してきました。
この会では、初心者の方がAWSサービスを試した経験、資格取得を通じて希望部署への異動を実現した話、営業職の方が技術のハンズオンに挑戦した話など、AWSコミュニティに集まる人々の多様さと貢献意識の高さに感銘を受けました。
今後、より積極的に学びの場に参加し、得た知識をアウトプットする姿勢を大切にしていきます。
最終的には、AWS Jr. Championsとして周囲に貢献できる存在を目指し行動していこうと思います。
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