2024 Japan AWS Jr. Champions に選出されました!

    2024 Japan AWS Jr. Champions に選出されました!

    目次

      はじめに

      6 月 20 日、21 日にわたって開催されました AWS Summit Japan 2024 にて、「2024 Japan AWS Jr. Champions」の表彰をいただきました。

      受賞にあたって、本表彰への応募のきっかけやこれまでの活動内容、今後チャレンジしたいことを紹介します。

      Jr. Champions とは

      AWS Partner Network (APN) 参加企業に所属し、現在社会人歴 1~3 年目で AWS を積極的に学び、アクションを起こし、周囲に影響を与えている若手エンジニアを選出する、日本独自の表彰プログラムです。2024 年度は 95 名が選出され、弊社からは 2 名が選出されました。

      2024 Japan AWS Jr. Champions の発表(AWS JAPAN APN ブログ)

      AWSSummitAWS Summit での写真(左:髙橋建、右:井川朋樹)

      担当している業務

      井川:
      入社当初から AWS を利用した基盤の設計・構築に携わっています。
      入社年から現在まで 2 年ほど参画しているプロジェクトでは、AWS CloudFormation (以下、CloudFormation) を使用した構築を多く経験しました。
      最近では PL のような立ち位置も経験させていただいています。

      髙橋:
      AWS を利用した基盤の設計・構築を行っております。過去には採用媒体システムの AWS 基盤環境構築やガバメントクラウドなどの案件に参画しており、AWS Glue (以下、Glue) や Amazon Redshift (以下、Redshift)、CloudFormation などのサービスを利用していました。

      目指そうと思った背景・きっかけ

      井川:
      実は、私は 2023 年度の初代 Jr. Champions にも応募していましたが、1 年目で経験も少なくインプットが中心だったこともあり、先輩方には及びませんでした。
      当時はひとまず応募してみようという気持ちだったのですが、先に選出された先輩方が Jr. Champions として社内外の若手に影響を与えている姿を見て、Jr. Champions になりたいとより強く思うようになりました。
      現在は社外の優秀な Jr. Champions の方たちと交流しながら活動ができています。

      髙橋:
      23 年度に弊社で Jr.Champions に選出された先輩方の、積極的にコミュニティをリードしていく姿を見て、Jr.Champions を目指したいと考えました。また、社外の同世代のエンジニアと方と関わる機会を増やすためというのも、目指したきっかけです。

      Jr.Champions 選出までの活動内容

      Challenge

      井川:
      主な取り組みは以下の 3 つです。

      1 つ目は、AWS 認定資格 12 冠を目指した資格取得です。
      2023 年度開始時点では CLF/SAA/SAP を取得済みで、当時は残りが 9 資格となっていました。その次、SCS に挑戦するころから全冠を意識し始め、おおよそ 1 ヵ月に 1 つのペースで取得する計画を立てて学習に取り組みました。
      結果として、3 月に最後の PAS を取得し、全冠を達成することができました。

      2 つ目は、プロジェクト内での AWS CDK (以下、CDK) や AWS CLI (以下、CLI) の活用です。
      私は効率化に強く関心を持っており、業務での CDK 導入や CLI の活用に力を入れています。プロジェクト内で CDK が導入できる場面では、導入に向けた動作検証や CDK のコーディングをメインで担当しました。
      また、検証環境で動作検証等を行う際は、CLI や IaC を使用した迅速な検証を心掛けています。

      3 つ目は、経験の少ないサービスへの挑戦です。
      もともと私は、Code 周りやデータ分析系のサービスは経験が少なく、あまり自信がありませんでした。
      しかし、資格試験の学習を通して、経験が少ないサービスについても体系的に学ぶことができました。
      加えて、Code 系のサービスは案件内での検証や設計、データ分析系のサービスは社外向け勉強会での登壇に挑戦したことで、サービスに関して理解を深めることに繋がりました。

      髙橋:
      主に 2 つの挑戦を行ってきました。

      1つ目は、AWS 認定資格取得です。案件に配属されるまでに CLF・SAA 資格は取得していましたが、さらに体系的な知識を身につけたいと考え、SAP 資格を取得しました。

      2つ目は、案件での未経験のサービスの利用です。Glue,Redshift,Amazon QuickSight を利用したデータ分析ツール開発の案件に携わりましたが、弊社内でこれらのサービスの実績や知見が少ない状態でした。公式ドキュメントや Blog などを活用して情報収集やキャッチアップに取り組み、検証作業から設計、構築まで 1 人称で対応しました。


      Influence

      井川:
      主な取り組みは以下の 2 つです。

      1 つ目は、CDK を活用した効率化ツールの作成です。
      現在参画しているプロジェクトでは、私が参画する以前に、設計書から CloudFormation テンプレートを生成するツールの開発に取り組んでいました。
      しかしそのツールには 2 つの課題がありました。1 つ目はハードコーディングになっている部分があり、設計書側の変更に柔軟に対応できなかったこと、2 つ目はサードバーティ製のライブラリ troposphere を使用しており、サポート終了のリスクがあったということです。
      そこで、AWS CDK のライブラリ aws-cdk-lib を使用した新ツールの検討および実装に着手しました。
      ツールを考慮した設計書形式の修正提案を行い、新ツールの検証や実装のほとんどの部分を一人で実施しました。
      新ツールを導入した最初の案件では、構築工数を 10 日程度短縮できたこともあり、プロジェクト内にて積極的に新ツールの活用が進んでいます。

      2 つ目は AWS 認定資格数や技術スキルの向上に向けた取り組みです。
      CCoE メンバーとして、全社の技術力向上や認定資格数の向上の取り組みの一環で、2023 年度に AWS 認定資格祭りを企画し推進していました。社内独自の表彰制度の設計や、認定資格取得のメリットについて資料を作成を行い、全社への資料公開を実施しました。
      また、弊社の 2023 年度 Jr. Champions と一緒に社内向け説明会に登壇しました。参加者からは「資格取得メリットの理解が深まり取得を目指そうと思う」「部下との目標面談で資料を活用したい」等のコメントをいただきました。
      2023 年度の認定資格祭りを通じて、全社としては保有資格数が 160 資格増加しました。

      髙橋:
      社外向けイベントでの登壇に取組みました。弊社では connpass という IT 勉強会プラットフォームを活用したクラウド技術をテーマとした勉強会を開催しており、そこでの登壇活動を行っていました。

      「アプリ実装から Web 公開までの AtoZ」というイベントでは、1 時間でアプリ開発して AWS 上でデプロイするという内容でした。そこで CloudFormation を使用し、VPC や EC2、RDS などのリソースを自動構築しました。

      「クラウドエンジニアが語るコンテナ入門」というイベントでは、座学とハンズオンを交えてクラウドにおけるコンテナについて説明しました。AWS 以外のクラウドのコンテナサービスも含む内容だったので、登壇準備を通して勉強でき、良い機会となりました。結果としては、イベント後のアンケートでの満足度の高評価やカジュアル面談希望の回答を得られたので、connpass 登壇を通じて弊社のファン獲得に助力できたと思います。


      Output

      井川:
      主な取り組みは以下の 2 つです。

      1 つ目は、connpass での社外向け勉強会の企画と登壇です。
      これまでも connpass に関わることはありましたが、以前はデモの準備や登壇者としての参画がメインでした。 そこで、リーダーとして企画検討、制作、発表に挑戦し、初学者向けデータ分析(全 3 回)の勉強会を企画、開催しました。
      第 1 回目の発表では 90 名の参加登録を頂き、参加者アンケートでは 5 段評価中 3.9 という評価や「内容がわかりやすかった」「また参加をしたい」等のポジティブなコメントをいただくことができました。また、参加者からカジュアル面談希望をいただくこともできました。

      2 つ目は、1Day インターンでの登壇です。
      学校法人 岩崎学園 情報処理専門学校様向けに開催した 1Day クラウドインターンシップにて、メインスピーカーを務めました。
      アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社様にもご協力をいただき、IT インフラの基礎、AWS の基礎、会社/部署紹介に関する発表を行いました。
      参加者アンケートでは 5 段階評価中 4.6 という高評価や「AWS に興味が沸いた」「気になる点について詳しく説明をしてくれた」等のコメントをいただき、クラウドエンジニアの魅力を伝えられたのではないかと思います。

      髙橋:
      AQ Tech Blog(以下、Tech Blog) で、AWS が主催するイベントに参加したレポートや connpass で過去に登壇した内容をまとめた記事を執筆しました。イベント記事では、主にイベントで何をしたかの内容です。CDK や Amazon CodeCatalyst を利用した運用の内容で、イベントで実践したハンズオンの内容がわかりやすかったため、その内容を共有するために書きました。connpass の記事では、コンテナの内容を取り扱っており、登壇時に行った座学とハンズオンについてまとめました。初学者向けなので、操作画面やコマンドの説明などを多めに盛り込みました。

      以下、執筆した記事です。

      今後チャレンジしたいこと

      井川:
      アジアクエストでは外部向けのアウトプットの場として、connpass と Tech Blog があります。
      これまでは connpass での勉強会登壇を行ってきましたが、Jr. Champions に選出されるまでは Tech Blog の執筆をしたことがありませんでした。
      今後は、Tech Blog の執筆を増やしていきたいと考えており、現時点では以下のような記事を公開しています。

      Tech Blog については、これからもっと公開頻度を上げていきたいと思っています。

      また、AWS の認定資格として AI 系の資格が追加になっていますが、大学では AI 系の研究をしていたので、AI 関連の勉強会も開催したいと考えています。

      髙橋:
      社外向け勉強会の活動に更に注力していきたいと思っています。これまでも社外向け勉強会での登壇は経験してきましたが、今後は自発的な企画を増やしていきたいと思っています。AWS と身近なものを組み合わせたイベントも考えており、例えば、SwitchBot を AWS で動かしてみるなどの視覚的にも面白いイベントを企画していきたいです。

      また、自身が Jr.Champions の先輩の姿を見て Jr.Champions を目指したように、次世代の Jr.Champions に向けて Jr.Champions の魅力や、活動内容の発信に取組みたいと思っています。

      おわりに

      2024 Japan AWS Jr. Champions の応募にあたり、これまでの活動や今後チャレンジしたいことを紹介しました。

      興味がある方はぜひ参考にしていただければと思います。

      アジアクエスト株式会社では一緒に働いていただける方を募集しています。
      興味のある方は以下のURLを御覧ください。