クラウド初心者がAWS Cloud Questをやってみた

    クラウド初心者がAWS Cloud Questをやってみた

    目次

      本記事の概要

      4月入社予定のインターン生(クラウド初心者)がAWS Cloud Questをプレイしました。

      Cloud Practitioner編をプレイした様子とその感想を共有したいと思います。

      AWS Cloud Questとは?

      Amazon Web Servicesが2022年3月に公開したオンラインロールプレイングゲームです。

      プレイヤーはクラウド技術者となり、街の課題をAWSを駆使して解決し、街を発展させていきます。

      本物のAWSを動かして課題をクリアするため、ゲームを通してクラウドの技術を学べることが特徴です。

      また、Amazon.co.jpのアカウントがあればプレイできます。

      公式サイト:AWS Cloud Quest

      プレイの様子


      まずはアバターの設定

      スタート画面

      202302_cloudQuest_start

       

      自分のアバターの設定で、性別、肌の色、髪型、服装など自由に変更できます。

      集めたお金で新しく服を買うこともできます。

      ちなみに、名前は一意のものでないといけないみたいです。

      (別アカウントで同名のアバターを設定できませんでした。)

      202302_cloudQuest_avatar

       

      設定完了 AQカラーの赤でいきます。

      202302_cloudQuest_settingCompleted

       

      街中を自由に歩き回れ、乗り物で移動も可能。

      202302_cloudQuest_scooter

       

      キリンとか歩いてる不思議な街ですね。ペットにはならないそうです。

      202302_cloudQuest_giraffe

      困っている人を助けよう

      困っている人に話しかけると、会話が始まります。

      どうやら波の高さを予測するウェブサイトがサーバーの問題で提供できないそう。

      そこで、解決策としてAmazon S3で静的ウェブサイトのホスティングをすることを提案します。

      202302_cloudQuest_take
      202302_cloudQuest_suggestion

       

      ここから解決パートに入り、実際にソリューションを作っていきます。

      Learn、Plan、Practice、DIYのステップで構築をしていきます。

      構築するソリューションについて学び、構築の計画を立て、実践し、最後に自分で変更を加えるという流れで行うようです。

      202302_cloudQuest_solutionCenter

       

      Learnでは、どのようなソリューションを作るのかの説明や、ざっくりS3で何ができるかの解説がされます。

      202302_cloudQuest_learn

       

      動画での解説も見れます。

      202302_cloudQuest_movie

       

      Planでは、ソリューションの構築計画を立てます。

      すでに計画は出来上がっているので、その手順を見ていきます。

      バケットを作成して、静的ホスティングを行い、バケットポリシーでセキュリティを構築するようです。

      202302_cloudQuest_plan

       

      Practiceでは、手順に従って実際にAWSを動かします。

      「Open AWS Console」からAWSのコンソールに移動して、ソリューションを作成します。

      202302_cloudQuest_practice
      202302_cloudQuest_awsConsole

       

      S3でバケットを作成。ここで静的ウェブサイトをホスティングしていきます。

      202302_cloudQuest_bucketCreate

       

      インターネットからアクセスできる状態にしたいので、パブリックアクセスのブロックをオフにしておきます。

      202302_cloudQuest_publicAccess

       

      予めクラウドクエストが用意しているファイルをアップロードします。

      202302_cloudQuest_bucketUpload

       

      バケットポリシーを編集し、一般のアクセスを許可します。

      202302_cloudQuest_bucketPolicy

       

      静的ウェブサイトホスティングを有効化し、ウェブサイトをホストします。

      202302_cloudQuest_staticHosting

       

      生成されたURLから波の予測サイトへ飛ぶことができます。

      202302_cloudQuest_url

       

      ソリューション完成!

      202302_cloudQuest_webpage

       

      DIYでは、Practiceで作ったソリューションに変更を加えます。

      ここでは、index.htmlというファイルをwaves.htmlに名称変更することを求められています。

      202302_cloudQuest_diy

       

      waves.htmlに変更し、S3のバケット名の入力するとクリア!

      202302_cloudQuest_diyClear

       

      波の予測サイトが直ったことで、ビーチに人が戻ってきたようです。建てる灯台を選ばせてくれるみたいです。

      202302_cloudQuest_beach
      202302_cloudQuest_lighthouse

       

      課題を解決したことで、レベルアップしました。課題1つで2レベルぐらいあがるので、全部終わる頃には20レベルぐらいになってました。なかなかの成長性。

      202302_cloudQuest_levelUp

       

      Cloud Practitionerの全ての課題をクリアすると、バッジがもらえます。(credlyで確認できます。)

      202302_cloudQuest_batch

      ペットやドローンを収集しよう

      街中には、ペットにできる動物やドローンがいます。

      202302_cloudQuest_pet
      202302_cloudQuest_drone

       

      ペットを獲得する時、打ち落としたドローンを回収する時にクイズが出題されます。それがなかなか難しくて、何度も間違えました!

      ここでは、「新しいAmazon EFSをデプロイする時、どのサブネットをマウントターゲットとするか」といった問題が出ました。

      202302_cloudQuest_question

       

      ペットは19種類。獲得するのに10問以上正解しないといけないペットもいるので、全部捕まえるのに結構時間がかかります。

      202302_cloudQuest_petList

       

      獲得したペットは連れ歩きできます。

       

      ペンギンかわいい!!!!!

      202302_cloudQuest_penguin

       

      無料版ではCloud Practitionerの範囲までですが、サブスクリプションでデータ分析、機械学習、セキュリティなどの分野をプレイできるようです。

      202302_cloudQuest_subscription

      感想

      プレイしてみて、以下のように感じました。


      • ハンズオンを通して実践的なAWS体験ができる。
      • 解説付きでサクサク進められる。
      • 開発環境が用意されていて、すぐに取り掛かれる。
      • ペンギンかわいい

      また、後に行ったAWS実機検証で、クラウドクエストで得た知識が活かせました。

      クラウドに触れてみたい人には、ぜひ体験してほしい内容だと感じました。

      しかし、プレイして以下の部分で苦労しました。

      • 英語でしか提供されていない点
      • テキストがコピーできない点

      TOEIC400点レベルの筆者には難読でした。専門用語も多かったので、IT初心者がいきなり始めると苦労するかもしれないです。英語がんばります。

      また、ゲーム中の会話や説明などがテキストとして認識されない(マウスで選択できない)ので、直接翻訳機にペーストできませんでした。

      筆者はMacbookを使っていたので、スクリーンショットで取った画像からテキストだけコピーしてなんとか読みました。

      Windowsであれば、「ScreenTranslator」というOCRツールですぐに翻訳できるようです。英語が苦手な方はぜひ使ってプレイしてみてください!

      それでは。

      参考ページ:ScreenTranslator