【イベントレポート】AdmiNation2025に参加してみた!

【イベントレポート】AdmiNation2025に参加してみた!

目次

    はじめに

    こんにちは!アジアクエスト情報システム部 ITサービスグループの石川です。
    先日、Adminaを提供されているマネーフォワードi株式会社様主催のユーザーイベント「AdmiNation2025」に参加しました。会場は同社の本社オフィスです。

    このイベントは、Adminaを導入されている企業が一堂に会し、実際の運用課題、創意工夫、そして導入によって得られた成果といった、リアルなユースケースを共有・学び合う貴重な場です。

    日々のSaaS管理や運用で直面する具体的な事例をお話しいただき、各社の実践的な取り組みから、多くの気づきを得ることができました。

    すでにAdminaを導入しているアジアクエストにとっても、 「他社はどのようにAdminaを使いこなしているか?」「より効果的な活用方法はないか?」 を深く考える、大変有意義なきっかけとなったと思います。

    そもそも、Adminaってなんだろう🤔となっている方は Adminaの公式サイト を読んでみてください。
    各種機能だけでなく、他社様の導入事例も数多く載っていますので、参考になるかと思います。

    AdmiNation2025の概要

    • 開催日時 10月 9日(木) 15:00 - 19:00
    • 開催場所 マネーフォワードi株式会社 本社オフィス
      108-0023 東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
    • スケジュール
    時間 内容 テーマ 登壇企業
    14:45 - 15:00 受付開始    
    15:00 - 15:05 ご挨拶 代表 今井よりご挨拶 マネーフォワードi株式会社
    15:05 - 15:45 プロダクトについて Adminaアップデート情報 マネーフォワードi株式会社
    15:45 - 15:55 休憩    
    15:55 - 16:15 事例セッション Admina × 最初の6ヶ月の上手な過ごし方 株式会社Algomatic
    16:15 - 16:35 事例セッション Admina × ディレクトリ活用 株式会社うるる
    16:35 - 16:55 事例セッション Admina × 自動化 マネーフォワードi株式会社
    16:55 - 17:05 休憩    
    17:05 - 17:25 事例セッション Admina × ISMS/SOC2 株式会社スマートラウンド
    17:25 - 17:45 事例セッション Admina × PCログ取得 株式会社マネーフォワード
    17:45 - 18:00 パネルディスカッション 登壇者と参加者の質疑応答  
    18:00 - 19:30 懇親会    

    引用元:AdmiNation2025/タイムライン

    参加するにあたって

    マネーフォワードi株式会社 カスタマーサポートご担当者様から情報システム部マネージャーに対し、「Adminaのさらなる活用を考える上で、ぜひアジアクエスト株式会社にも参加していただきたい!」とお声かけいただきました。
    その後、マネージャーからITサービスグループに対して「Adminaのことを知る良い機会だから、興味のある方がいたら参加しませんか?」といった内容の案内があったため、参加することにしました。

    正直、まだ私もAdmina自体ほぼ業務で触ることもなく、どういったサービスなのか気になっていましたので、何ができるのか?今後、どう活用していくのか?といった部分を知るためにも参加したいと思った次第です。

    マネーフォワードi株式会社からのお話を聞いて

    今井代表から感じた熱量

    まず初めに、主催者であるマネーフォワードi株式会社の今井代表からご挨拶をいただきました。 AdmiNationはAdminaを通じて現場を良くしようと頑張っている人たちに単なる情報共有の場ではなく、共感と対話の時間として使っていただき、新たな気づきとより良い活用を考えてほしい!という熱量が伝わるようなお話を伺いました。
    オフラインのイベントで直接お話を聞けたことで感じることのできた熱量だと思いますので、この時点で「参加を希望して良かった」と感じました。

    足りない時間、足りない予算

    プロダクト紹介では、まず情報システム部が抱える共通の課題として、リソース不足の現状が共有されました。
    採用難や予算上限、運用リソースの限界により「わかっているが、回らない」という声を上げる企業は非常に多いそうです。

    また、別団体である一般社団法人 ひとり情シス協会による2024年度の発表では、世の情報システム部で「ひとり情シス」といった形で働いている方が中小企業では88%もいることが確認されています。
    引用:一般社団法人 ひとり情シス協会/「真説」ひとり情シスの傾向と対策 2024年度版


    ちなみに「ひとり情シス」とはその名の通り、情報システム部門の業務をひとりでこなす担当者のことです。社内のIT関連の困りごとはすべてこのひとりに集まります。
    そのため、多くのひとり情シスは、トラブル対応に追われ時間の確保が難しく、本来は戦略的な予算を確保すべきであるにもかかわらず、システムの維持・保守に重点が置かれるため、積極的なIT投資の予算確保が困難になる傾向があります。

    また、チームで対応している情報システム部でも似た状況は発生します。
    順調に成長を続ける企業でさえ、情報システム部は「会社の成長スピードに人員強化が追いつかない」という共通の課題に直面します。システム規模やユーザー部門からのニーズが急拡大する中で、どうしてもチームの大部分のリソースは、日常的な運用・保守や緊急のトラブル対応に費やされがちです。
    その結果、注力すべき未来の事業拡大を見据えたIT戦略の策定などが後回しになってしまうなんてことも起こり得ます。

    そのため、情報システム部で働いている方の共通の課題として、リソースが限られた状況における「見えている課題」「実行するリソース」のギャップをどう埋めていくのか?といったものが上がってきます。

    限られたリソースで課題を解決するために

    そのような課題に対して「自動化」と「AI Agent」という解決策を提示いただきました。それぞれの概要を紹介します。

    • 自動化
      • オートメーション:アカウント作成やディレクトリデータのメンテナンスなどを人の手を介さず正確に迅速に処理をすることで入退社時などに起こる業務負荷やヒューマンエラーを防ぐことができる。
        • 自動化を実施するSaaSを連携し、自動化のトリガーを設定することで、入退社が発生した際にアカウントの自動追加や自動削除を行うことが可能。
        • 自動での処理が完了した際、SlackまたはEmailでの通知が可能。
          処理が正常に完了したかの確認もスムーズに行うことができる。
        • 現在連携可能なSaaSは【連携可能SaaS・機能対応一覧】にて確認することが可能。
      • サーベイ(棚卸し):社員ヒアリングや運用アンケート機能、データ収集、リマインド、補完などを一貫して行うことで、棚卸し業務の業務負荷を大幅に低減できる。
        • 従業員のコミュニケーション課題の確認や、デバイス棚卸、SaaSの棚卸など目的別に様々なサーベイを作成することが可能。 従業員、デバイス、SaaSの登録状況に合わせて対象者を確認した上で作成することができるため、漏れなく被りなく適切なサーベイを作成することができる。
        • 部署の絞り込みや回答率などの確認も可能で、
        • サービス画面やデバイス画面の情報をCSVにて、エクスポートして棚卸することが可能。 従来、情報システム部が棚卸を行なった全件を1件ずつ確認しながら照合を行わなくてはならず、非常に時間がかかっていたものを短時間で行うことができる。
      • デバイス機能拡張:PCログ連携や配送情報、故障履歴などを保持し、デバイスのライフサイクルを可視化することで、効率的な管理を実現することができる。新たな機能として、デバイスエクスポートができるようになり、デバイスの利用履歴を出力することが可能となった。

    • AI Agent
      AI Agentという項目ではAIヘルプデスク という新たなプランの紹介をいただきました。以下のような機能があり、使用すればするほどナレッジが溜まり精度の高いヘルプデスク業務を行うことができるようになるとのことです。
      • AI Agent:人に代わってマルチステップの作業の判断・処理・提案を行うAgent
      • AI ヘルプデスク機能:問い合わせをAIが対応。よくある質問や定常業務を自動化することで担当者の負担軽減を行う
      • AI ナレッジベース:運用知識を蓄積、再利用することで、組織のノウハウを体系化し、誰でも必要な情報にアクセスできる環境
      • AI 接続性:それぞれの会社独自のエージェントや市場のAIエコシステムとの接続性の改善を続け、AIの進化の波に乗り遅れないようにしていく

     

    プロダクト紹介で感じた可能性

    2025年10月現在、Adminaは企業全体でカスタムアプリを含めた総連携数が25,000件あるそうです。それぞれの連携が1日3分毎日の業務時間を短縮した計算で、カスタムアプリを含めない自動連携の20,000件のみで考えても、月間で1,250時間(約3.4年分)の業務時間、年間で40年分以上の業務時間削減を行なっています。
    私は現時点でも関連企業にこれだけの影響を与えることができるのはすごいと感じました。そして、自動化やAIが活用されることで、IT戦略の策定といった高度な判断が必要な部分以外は、人の手を介することなく業務が進んでいく未来を感じました。

    ただし、便利なツールが世の中にいくらあっても使わなければ意味がありません。
    こういったSaaSなどをいかに活用するかを考えることが非常に重要なのだと思います。

    実際に活用している皆様の事例を聞いて

    企業のひとりめのコーポレートエンジニアになった方や、その方が情報システムに関わるまで社内のシステム管理状況が難しい状態となっていた方、アジアクエストよりも従業員数が多い企業のご担当者の方など、様々な方から活用事例をお聞きしました。
    やはり、全事例で通ずる共通の課題は、時間、予算、正確性などの問題です。
    デバイスやシステムを管理する上で、誰が、何を、いつから使用しているか?いつ更新などのアクションを起こすべきか?などが非常に重要となってきます。そして、人の手を介する以上、ヒューマンエラーなどの問題も想定に加えなければなりません。

    皆様の事例をお聞きして一番に感じたことは、こうした課題に対する判断を行なってきた事例を惜しげもなく公開してくれることのありがたさです。

    「手作業の領域をほぼ無くす」:うるる社の挑戦

    私が特に印象に残った事例セッションは、「手作業をほぼ無くし、バックオフィスを自動化したい」という想いで取り組まれた株式会社うるる様の事例です。 会社の未来の姿を想像し、より良い状態を作りたいという担当者様の熱量が非常に魅力的なセッションで、内容も今後のアジアクエストに必要な内容が含まれていると感じたため、強く印象に残っております。
    着任当時、同社のデバイス管理はGoogleスプレッドシートで行われていましたが、以下のような課題を抱えていました。

    • 表記ゆれによるデータ不整合
    • PC名の欠落
    • セル結合が多く集計・連携が困難
    • MACアドレス手入力によるミスリスク
    • 人事マスタが複数存在し、部門横断のデータ連携が未整備

    ご担当者様は、この状況を「まるで自由記入欄」と表現されています。 これらの課題を解消するため、デバイス管理を一元化できるツールを検討し、MDMやSaaS連携に強みを持つAdminaを採用されました。 特に重要だったのは、Adminaを「管理工数削減」ではなく、今後のコーポレート部門を支えるデータ基盤への投資として提案された点です。 「統制されたデータ運用を実現するインフラ」であることを示し、経営層の理解を得ることに成功しました。

    導入後は、以下対応を進め、情報システム部門にとどまらず、バックオフィス全体にデータ連携が広がっています。

    • 管理業務の自動化
    • 経理・人事システムとのデータ連携強化
    • 管理資産のデータ化・可視化

    さらに、以下のような想定外の領域でも高い効果が出ているそうです。

    • SaaS可視化による不要アカウントの発見
    • IDライフサイクル管理での退職者アカウント把握
    • シャドーIT検知による不要公開ファイルの発見

    今回のセッションを通じ、正しく情報を管理し、その上で自動化やデータ連携を進めることの重要性を強く実感しました。アジアクエストが今後も成長を続ける中で、管理情報が 増大していくのは明白です。 組織が大きくなるにつれて統制の取れた管理というのは加速度的に難しくなると考えています。
    自分は、管理する物量や難易度が増加し続ける中で10年後も同じ体制で動くことができるのか?と考えると不可能だと感じています。
    そのため自分たちも、今回情報を公開してくださった先人たちに倣い、Adminaのようなシステムを戦略的に活用していくことが重要であると再認識いたしました。

    また、今回のイベント全体を通して、状況や規模が違っても、他社様の情報システム部が本質的には同じ線上にある課題を抱えていることがわかりました。そして、それらの課題を解決してこられた方々の具体的な話を聞くことで、大きな刺激を受けました。自身も、いつかこういった場でアジアクエストでの取り組みについて話せるよう、日々の業務に努めたいと強く思いました。

    まとめ

    今回のAdmiNation2025でアジアクエストが今後出会うであろう課題やその課題に対する解決策のヒントをたくさんいただけたと感じています。オンラインでのセミナーや事例セッションなども色々あるとは思いますが、オフラインでしか感じることができないであろう熱量というものがあることを再認識しました。そのため、今後もセミナーやイベントの情報をキャッチして、より良い業務に繋げていきたいです。

    マネーフォワードi株式会社様も【第2回ユーザー会『AdmiNation2025』イベントレポート】というイベントレポートを公開していますので、ぜひ読んでみてください!!

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