本社会議室の予約状況を可視化してみた話

本社会議室の予約状況を可視化してみた話

目次

    はじめに

    こんにちは!色々な経験をした後、情報システム部に流れ着いた星野です。
    情シスでは、社内の大きなことからちょっとしたことまで、日々の問題解決に努めております。
    今回はそんな「ちょっとしたこと」を解決し感じた、アジアクエスト情シスの楽しさをご紹介します。

    背景

    前提として、アジアクエストではGoogle Workspaceを使用しており、
    カレンダーリソースとして会議室やWeb会議用のブースを登録しています。
    従業員は、Googleカレンダー上で予定を作成するときにカレンダーリソースの会議室を予約します。

    アジアクエスト本社にはいくつかの会議室があり、従業員が日々利用しています。
    従業員の増加に伴い、会議室が埋まり、利用できないことが増えてきました。
    対策として、会議の優先度を定義し、優先度の低い会議で会議室を利用している相手に対して、譲ってもらう交渉を行うことを社内ルールとしてOKとしました。

    しかし、利用したい時間に優先度の低い会議を予約している交渉相手を探す手間がありました。
    というのも、複数の会議室の予約状況を一覧として簡単に見ることができる手段がなかったからです。
    このようなちょっとしたことを解決するために、会議室予約状況確認ツールを作成しました。

    作成したツールの詳細

    でき上がったものがこちら。202508_kaigishitsu_01

    予定クリック時のポップアップ202508_kaigishitsu_02

    今回はあまり時間を掛けずにシンプルなものを作成したいという思いがありました。
    GASを使用して作成しているのですが、初めてGASを利用する私でも
    UI、仕様決め~実装まで1日(8時間)ほどで完成しました。
    コーディングの大部分はAIを活用しており、細かい部分は手で修正しています。

    使い方は非常にシンプルです。

    1. ツールのURLにアクセスします。
      • 従業員に公開したURLは社員のみログインできるよう、権限を設定しています。
    2. 初期表示画面にて、日付と、予約状況を確認したい部屋の種類を選択します。
    3. 「表示」ボタンをクリックすると、タイムラインに沿って各部屋の予約状況が表示されます。
    4. 譲ってほしい予定をクリックするとポップアップが表示され、会議の主催者(交渉する相手)が確認できます。
      ※「コピー」ボタンをクリックすると、メールアドレスがコピーされ、
       Slackでの交渉の際に、ペーストすることで、メンションを指定できます。

    おわりに

    本ツール公開後、従業員からは「見やすい!」「使いやすい!」などの声をもらいました。
    従業員からの直接的なフィードバックをもらい、課題が解決できたことの実感を得ることができるのも情シスの特権だなと思います。

    私の普段の業務は社内SaaS導入などがメインですが、今回のようなちょっとしたことにも関わることができます。
    少しでもご興味を持っていただけた方は、
    以下の情シス求人よりお問い合わせ頂けると幸いです。

    アジアクエスト株式会社では一緒に働いていただける方を募集しています。
    興味のある方は以下のURLを御覧ください。