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クラウド初心者がAWS Cloud Questをやってみた | AQ Tech Blog

作成者: takeru.takahashi|2023年02月28日

本記事の概要

4月入社予定のインターン生(クラウド初心者)がAWS Cloud Questをプレイしました。

Cloud Practitioner編をプレイした様子とその感想を共有したいと思います。

AWS Cloud Questとは?

Amazon Web Servicesが2022年3月に公開したオンラインロールプレイングゲームです。

プレイヤーはクラウド技術者となり、街の課題をAWSを駆使して解決し、街を発展させていきます。

本物のAWSを動かして課題をクリアするため、ゲームを通してクラウドの技術を学べることが特徴です。

また、Amazon.co.jpのアカウントがあればプレイできます。

公式サイト:AWS Cloud Quest

プレイの様子


まずはアバターの設定

スタート画面


 

自分のアバターの設定で、性別、肌の色、髪型、服装など自由に変更できます。

集めたお金で新しく服を買うこともできます。

ちなみに、名前は一意のものでないといけないみたいです。

(別アカウントで同名のアバターを設定できませんでした。)


 

設定完了 AQカラーの赤でいきます。


 

街中を自由に歩き回れ、乗り物で移動も可能。

 

キリンとか歩いてる不思議な街ですね。ペットにはならないそうです。

困っている人を助けよう

困っている人に話しかけると、会話が始まります。

どうやら波の高さを予測するウェブサイトがサーバーの問題で提供できないそう。

そこで、解決策としてAmazon S3で静的ウェブサイトのホスティングをすることを提案します。

 

ここから解決パートに入り、実際にソリューションを作っていきます。

Learn、Plan、Practice、DIYのステップで構築をしていきます。

構築するソリューションについて学び、構築の計画を立て、実践し、最後に自分で変更を加えるという流れで行うようです。


 

Learnでは、どのようなソリューションを作るのかの説明や、ざっくりS3で何ができるかの解説がされます。


 

動画での解説も見れます。


 

Planでは、ソリューションの構築計画を立てます。

すでに計画は出来上がっているので、その手順を見ていきます。

バケットを作成して、静的ホスティングを行い、バケットポリシーでセキュリティを構築するようです。


 

Practiceでは、手順に従って実際にAWSを動かします。

「Open AWS Console」からAWSのコンソールに移動して、ソリューションを作成します。


 

S3でバケットを作成。ここで静的ウェブサイトをホスティングしていきます。


 

インターネットからアクセスできる状態にしたいので、パブリックアクセスのブロックをオフにしておきます。


 

予めクラウドクエストが用意しているファイルをアップロードします。


 

バケットポリシーを編集し、一般のアクセスを許可します。


 

静的ウェブサイトホスティングを有効化し、ウェブサイトをホストします。


 

生成されたURLから波の予測サイトへ飛ぶことができます。


 

ソリューション完成!


 

DIYでは、Practiceで作ったソリューションに変更を加えます。

ここでは、index.htmlというファイルをwaves.htmlに名称変更することを求められています。


 

waves.htmlに変更し、S3のバケット名の入力するとクリア!


 

波の予測サイトが直ったことで、ビーチに人が戻ってきたようです。建てる灯台を選ばせてくれるみたいです。

 

課題を解決したことで、レベルアップしました。課題1つで2レベルぐらいあがるので、全部終わる頃には20レベルぐらいになってました。なかなかの成長性。

 

Cloud Practitionerの全ての課題をクリアすると、バッジがもらえます。(credlyで確認できます。)


ペットやドローンを収集しよう

街中には、ペットにできる動物やドローンがいます。

 

ペットを獲得する時、打ち落としたドローンを回収する時にクイズが出題されます。それがなかなか難しくて、何度も間違えました!

ここでは、「新しいAmazon EFSをデプロイする時、どのサブネットをマウントターゲットとするか」といった問題が出ました。

 

ペットは19種類。獲得するのに10問以上正解しないといけないペットもいるので、全部捕まえるのに結構時間がかかります。


 

獲得したペットは連れ歩きできます。

 

ペンギンかわいい!!!!!

 

無料版ではCloud Practitionerの範囲までですが、サブスクリプションでデータ分析、機械学習、セキュリティなどの分野をプレイできるようです。


感想

プレイしてみて、以下のように感じました。


  • ハンズオンを通して実践的なAWS体験ができる。
  • 解説付きでサクサク進められる。
  • 開発環境が用意されていて、すぐに取り掛かれる。
  • ペンギンかわいい

また、後に行ったAWS実機検証で、クラウドクエストで得た知識が活かせました。

クラウドに触れてみたい人には、ぜひ体験してほしい内容だと感じました。

しかし、プレイして以下の部分で苦労しました。

  • 英語でしか提供されていない点
  • テキストがコピーできない点

TOEIC400点レベルの筆者には難読でした。専門用語も多かったので、IT初心者がいきなり始めると苦労するかもしれないです。英語がんばります。

また、ゲーム中の会話や説明などがテキストとして認識されない(マウスで選択できない)ので、直接翻訳機にペーストできませんでした。

筆者はMacbookを使っていたので、スクリーンショットで取った画像からテキストだけコピーしてなんとか読みました。

Windowsであれば、「ScreenTranslator」というOCRツールですぐに翻訳できるようです。英語が苦手な方はぜひ使ってプレイしてみてください!

それでは。

参考ページ:ScreenTranslator