アジアクエスト クラウドインテグレーション部の池口です。
先日のAWS Summit Japanにて2025 Japan All AWS Certifications Engineersの表彰式が行われ、アジアクエストからは私を含め15名が受賞しました。
本記事では私が受賞を目指したきっかけや学習方法について紹介します。
AWS Partner Network (APN) に参加している会社に所属し、「AWS 認定資格を全て保持している」 AWS エンジニアの皆様を対象にした表彰プログラムです。
2025 Japan All AWS Certifications Engineers クライテリアのお知らせ
今年のクライテリアは前年度と同様12種全てのAWS認定資格を保持している必要がありますが、昨年とは対象資格が3種変更となりました。
廃止となった資格と追加になった資格を以下に記載します。
【廃止資格】
・AWS Certified Data Analytics – Specialty
・AWS Certified SAP on AWS – Specialty
・AWS Certified Database – Specialty
【追加資格】
・AWS Certified AI Practitioner
・AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate
・AWS Certified Data Engineer – Associate
前年度と比較するとSpecialty 3種が廃止となり、Practitioner 1種・Associate 2種が追加となったため、資格取得の難易度としては少し下がったように個人的には感じます。
今年はセッションで使用していたスクリーン2つを使用して、表彰式が行われました。
(昨年は表彰式が見えなかったという声があった模様)
年々全冠取得者が増えており、今年は1633名が受賞となりました。
また、All AWS Certifications Engineers受賞者に副賞として、クリスタルの盾が配布されました。
先着で金色のジャケットも配布されたようですが、私が受け取りにいった時には終了していました。。。
同じくAll AWS Certifications Engineersを受賞した社員が金色のジャケットを入手していたので、せっかくなので着用して写真撮影だけさせていただきました。
結論から言うと自信を付けたかったからです。
私は2023年2月にアジアクエストに中途入社をしました。
前職ではオンプレミス環境を中心としたインフラエンジニアとして活動しており、クラウド関連の経験およびスキルアップに課題を感じていました。
アジアクエストに入社後は主にAWSを中心にクラウド関連の案件に携わるようになり、周りの社員の活躍を見ると余計にスキル不足を痛感するようになりました。
詳細は後述しますが、アジアクエスト社内で開催された「AWS認定資格祭り」に参加し、できるところまでチャレンジしてみようと思ったというのがきっかけになります。
公式ドキュメント、参考書を読み込み、理解度の確認のためWeb問題集を利用し学習を進めました。
AI、機械学習関連は資格が追加されて間もないということもあり問題集が少なかったため、そもそもの用語を調べたりしました。
今振り返ると、当時はあまりできていませんでしたが、馴染みのないAWSサービスは社内の検証環境を使用して、仕組みや挙動のイメージを付けられれば良かったと思います。
資格名 | 取得日 |
---|---|
AWS Certified Solutions Architect – Associate | 2020/10/4 |
AWS Certified Solutions Architect – Professional | 2023/7/15 |
AWS Certified DevOps Engineer - Professional | 2024/3/31 |
AWS Certified Security - Specialty | 2024/4/27 |
AWS Certified Machine Learning - Specialty | 2024/8/3 |
AWS Certified Data Engineer - Associate | 2024/8/31 |
AWS Certified Advanced Networking - Specialty | 2024/9/26 |
AWS Certified Cloud Practitioner | 2024/10/6 |
AWS Certified Developer - Associate | 2024/11/2 |
AWS Certified SysOps Administrator - Associate | 2024/11/23 |
AWS Certified AI Practitioner | 2024/12/21 |
AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate | 2025/1/11 |
受賞を目指すきっかけにも一部記載しましたが、モチベーション維持のために効果的だと感じた2つの要素を紹介します。
アジアクエストのCCoEチームとAWS Japan社の共催で開催された、AWS認定資格取得を推進したイベントです。
全社のAWSスキルの向上を目的として、2023年4月~2024年3月までの1年間で、AWS認定資格を取得した社員を表彰・報奨金の支給を行うイベントで、文字通りお祭りなイベントでした。
開催期間中に会社全体で160資格のAWS認定資格を取得し、普段業務でクラウドを利用することがない部署の方もAWSの認定資格にチャレンジするなど、全社員で資格を取得していく施策でした。
AWS認定資格祭り:資格者爆増!?AWS認定資格祭りを開催しました|アジアクエスト 採用チーム
AWS認定資格祭りの取り組みを皮切りに、AWS認定資格取得数が「200」「300」「400」を超える企業として、AWS Japan社から以下の認定数達成表彰を頂いています。
私がAWS認定資格祭りの期間内に取得した資格は
・AWS Certified Solutions Architect – Professional
・AWS Certified DevOps Engineer – Professional
の2種でしたが、難関資格と言われている2種を取得できたため、そこから自信が付き、モチベーションが向上しました。
2年以内の全冠を目標とした社員、および全冠達成者の集まりです。
当社では「Japan AWS ALL Certifications Engineers」受賞者には、ベネフィットとして臨時賞与が支給されます。
全冠達成を目指す社員のコミュニティがあり、認定資格に関する情報共有、AWS全般の最新情報などメンバー間でナレッジ共有を行いながら活動をしています。
私は2024年5月から本コミュニティに参加し、メンバー間で新しく追加された資格のナレッジや進捗共有を行いました。毎月誰かしらが資格取得していたため、同じ目標を目指す仲間でありながらも、内心どこかでライバル視していた部分もあり、モチベーションの維持に役立ちました。
当初はできるところまでチャレンジするという自分自身との戦いのように感じていましたが、社内のイベントやコミュニティを活用し、互いに刺激し合いながら取り組めたことが全冠達成のサポートとなったと感じました。
認定資格の全冠達成を通じて体系的な知識を幅広く習得および理解を深められたと感じています。今後は実業務でその知識や経験を活かして、お客様やチームへ貢献していきたいです。
また、次年度全冠達成を目指す社員のサポートをすることに加えて、AzureやGoogle Cloudなどのマルチクラウドにも視野を広げていきたいと思います。