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AWS完全未経験者がアソシエイト資格3冠を達成するまでの軌跡

作成者: tsuyoshi.mukai|2023年06月15日

はじめに

デジタルエンジニアリング部エンタープライズエンジニアリング課でバックエンドエンジニアをしている向井と申します。
私はアジアクエスト(通称AQ)に2022年12月に入社し、AWSを全く知らない状態から、約4ヶ月の間にAWSアソシエイトの資格を3つ取得いたしました。
今回は、どのようにして約4ヶ月間でAWSアソシエイトの資格を取得したのかをご説明いたします。

この記事の対象者

  • インフラ&AWS未経験からAWS認定資格にチャレンジしたい方
  • AWS All Certifications Engineersを目指されている方
  • 資格取得の情報収集をしたい方

AWS認定資格を受験しようと思った経緯

これまでインフラの勉強をしていなかったため、AWSを契機にインフラ全般を学びたいと考えたからです。

試験受験履歴

No. コード 資格名 受験日 点数 合否 難易度(3段階)
1 CLF-C01 AWS Certified Cloud Practitioner 2022-12-04 803 合格 ★☆☆
2 SAA-C03 AWS Certified Solutions Architect - Associate 2022-12-17 736 合格 ★★☆
3 DVA-C01 AWS Certified Developer - Associate 2023-02-18 780 合格 ★★☆
4 SOA-C02 AWS Certified SysOps Administrator - Associate 2023-03-11 798 合格 ★★★

※これ以降は試験名をコード先頭3文字で記載します

試験対策

全般

  • 締め切り駆動でやってみる
    • 合格できそうになってから試験申し込みをするのではなく、先に試験申し込みを済ませてからスケジュールを設定していく
    • 短期集中で勉強するのがおすすめです
    • 私は試験日を2週間後に定め、その日から勉強を開始していました
  • 教材のおすすめは、TechStock
    • AWSのWeb問題集で有名なkoiwaさんのサイトです
    • 問題演習にUdemyかTechStockのどちらも使用しましたが、TechStockの方が問題量も多く、本番のレベルに近いと感じたのでおすすめです

CLF

試験概要

AWS Certified Cloud Practitionerは、AWSの基本的なクラウドコンピューティング知識を評価する認定試験です。
AWSクラウドの概念、サービス、および用語の基礎的な理解について問われます。

難易度(3段階)

★☆☆
 

勉強時間

70〜80h

 

使用した教材

【2023年版】これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座(豊富な試験問題290問付き)

  • AWSのことが右も左もわからない私に、AWSの世界のことを教えてくれたUdemyの教材です
  • Udemyの教材は、割引価格で購入できるキャンペーンをしていることがあるため、そのタイミングで購入するのが良いと思います
  • 少し動画が見づらい点もありますが、各章末に小テストがあったり模擬試験もついているので、人によってはこれだけで合格可能かと思います

【2023年版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)

  • 前述したUdemy教材と同じ人が作成している問題集です
  • もっと問題演習をしたく、こちらも購入して対策を行いました
  • 同様にUdemyのキャンペーンをしていたタイミングを見計らって割引価格で購入しました

 

学習方法

他の資格の試験対策をする際は、過去問から確認するようにしていました。
しかし、AWSについては知ること自体が初めてだったので、体系的にAWS認定資格の学習を進めたいと思い、Udemyの講座を購入しました。
各サービスの解説動画を視聴して何ができるのかをまずは理解するようにしました。
各サービスを何となくイメージできるようになった後に問題演習を行い、わからないところが出てきたら解説動画に戻るループを繰り返して、知識を定着させました。
この試験ではサービス名とそれが何ができるのかを結びつけるのが大事だと思います。

SAA

試験概要

AWS Certified Solutions Architect - Associateは、AWSのアーキテクチャ設計およびデプロイメントに関するスキルを評価する認定試験です。
AWSのクラウドサービスの適切な使用方法や高可用性アーキテクチャの設計などが問われます。
 

難易度(3段階)

★★☆
 

勉強時間

40〜50h

 

使用した教材

AWS ソリューションアーキテクト アソシエイト試験 対策動画

  • まさかのYouTube動画です。無料です!
  • 分野別に各サービスについて解説されていてわかりやすく、〇〇がテストでよく問われるなど受験者にはありがたい情報も多いです
  • まとまった時間で見るもよし、通勤途中でながら見するのにも良いかと思われます

【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)

  • CLFの対策でお世話になったUdemy教材のSAA版です
  • 問題のレベルが本番よりも高い印象を受けます。最初にこれをやるのは心が折れるかもしれないです(私は折れました・・)
  • 正直次におすすめするTechStockの方が本番の試験レベルに近いです

TeckStock(WEB問題集)

  • アジアクエストに入社してすぐに弊社マネージャーに教えてもらいました(圧倒的感謝)
  • AWSやAzure、GCP資格の問題集を掲載しているサイトです
  • 問題量が多く、解説も充実しているためAWS認定資格を受験される方の多くが利用しています
  • 7問ずつで問題が区切られているので、問題回答〜解説確認の流れが組みやすく効率的に学習できます

 

学習方法

CLFと比較して、いきなり問題文が長文になります。
各サービスについて、より詳細な知識を問われるため、単純な暗記というよりはそのサービスをどう使うか、という観点を意識することが大事だと思います。
実際の問題についてもその観点で問われている問題が多かった印象です。
TechStockを利用して問題演習をしつつ、不明なサービスなどは前述したYouTubeを利用して理解を深めるようにしました。

DVA

[注意]

現在はDVA-C02となっており、試験範囲などが異なっているためご注意ください

 

試験概要

AWS Certified Developer - Associateは、AWSでのアプリケーション開発およびデプロイメントに関するスキルを評価する認定試験です。
AWSサービスを使用してアプリケーションを開発・デプロイする能力や、アプリケーションのセキュリティや拡張性を考慮した設計が問われます。
 

難易度(3段階)

★★☆
 

勉強時間

40〜50h

 

使用した教材

ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト

  • ポケットスタディと言いながらめちゃくちゃ分厚い書籍です(笑)
  • しかしDVAで問われるCodeシリーズや、Lambdaの仕様について詳細に書かれていて体系的に学べて良いです
  • 問題演習で不明点が出てきた際は、この書籍を辞書代わりに使用していました

TeckStock(WEB問題集)

  • SAA試験対策で出会ってから問題集はこれと決めました★
  • 問題演習の方法はSAAと同様に行いました

 

学習方法

TechStockでの問題演習を中心に行いました。
間違えた問題で解説を読んでも理解できない箇所は、書籍でそのサービスについて確認しました。
実際の問題についてもその観点で問われている問題が多かった印象です。
書籍を読んでもイメージしづらい箇所については、AWS公式「AWS Black Belt」で出題範囲サービスの動画を視聴し、知識不足を補うことができました。

SOA

[注意]

2023年3月28日以降、試験ラボが試験範囲に含まれていないようです。
あくまで一時的な処置のようなので、今後復活する可能性はあるかと思います。
詳細につきましては、AWS公式ページをご確認ください。

https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-sysops-admin-associate/
 
 

試験概要

AWS Certified SysOps Administrator - Associateは、AWSでのシステム操作および管理に関するスキルを評価する認定試験です。
AWSリソースの設定やモニタリング、スケーリング、セキュリティ対策など、効率的なシステム管理に関する知識が問われます。
 

難易度(3段階)

★★★
 

勉強時間

40〜50h

 

使用した教材

TeckStock(WEB問題集)

  • SAA,DVA同様に頼りにさせていただきました

AWS 初心者向けハンズオン

  • SOA-C02から試験ラボがあるため、AWSコンソールで実際に指示された内容を構築する能力が必要になります
  • AWSを触ってきていない方にはここが結構鬼門だと考えており、私もこの対策を重点的に行いました

学習方法

今までの学習方法と同様に問題演習はTechStockで行いました。
試験ラボ対策については、まず下記のハンズオンを実施しました。

また、下記のQiita記事を参考にAWSコンソール画面を触ってさらに各サービスの操作方法など理解するようにしました。

AWS公式の体験ラボ環境について

試験申込後、予約確認メールにAWS公式の体験ラボ環境が使える案内が届きます。
必ず目を通していただき、実際の試験でどのような環境で操作するかを確認いただければと思います。

さいごに

AWS認定資格の取得を通してAWSの知識だけでなく、関連するインフラの知識も身につけることができました。
また、資格取得という具体的な目標を持つことで、勉強へのモチベーションも高まりました。
この記事が読者の皆様にとって役立つことを心から願っております。